研究員ブログ

父子家庭の現状

先日テレビ番組で父子家庭の特集がありました。ある父と子の実態を放送したもので、状況としては仕事や慣れない家事の両立がとても難しいみたいで務めていた仕事も子供の育児のために仕事が出来ず結局退職することになり、日雇いの仕事で子供を養っているという実態がありました。
仕事を探すにも育児優先で考えた就職先がなく、企業もそのような実態を受け入れにくいのがほとんどです。
「男性は残業してあたりまえ、仕事を優先してあたりまえ」といった考えが社会的にあり児童扶養手当も父子には支給されないといった法律の縛りがあります。
そういった背景から個人で各自治体に児童扶養手当の見直しを図るように問いかけている方もいます。
このことに限らず今一度、机上で論じるのではなく現実を直視した体制づくりを行っていく必要があると感じています。

まちづくり活動部門 研究員 吉良 大助

 

 

 

 

 

 

舞たうん101号発刊

 当センターでは、年4回、地域づくりネットワーク誌「舞たうん」を発刊しています。今回、2009.7月号(vol.101)、特集「地域づくりの種をまく」をテーマに発刊しました。

【特集のことば】 
 少子高齢化・人口減少社会に突入した昨今、これからの地域を担っていくのは、やはり「人(ひと)」。元気だと言われる地域では、多種・多様な特技を持つ「人(ひと)」が集い、その英知を活かし、地域を活性化させている。
 「地域づくりは、ひとづくり」と言われるが、そのひとづくりの『種』には、受け継いでいく『種』、視野を広げる『種』、地域の活力を生む『種』、生きる力を生む『種』などが挙げられる。どのような思いで種をまき、芽吹かせ、実を太らせるのか。そのプロセスも大事になってきている。
 いま地域では、ふるさとを愛し、ふるさとを誇れる「人(ひと)」をいかに育成し、発掘できるかが問われているように感じる。今回の舞たうんでは、各地で行われている地域づくりの種まきを追ってみた。

舞たうん101号は、コチラから

是非、ご一読を!

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)

第4回新エネルギー世界展示会

 624日(水)~26日(金)に幕張メッセで開催された「第4回新エネルギー世界展示会」に参加してきました。展示会場では、新エネルギー・再生可能エネルギーに係る企業・団体による出展しているなかで、一般の方の参加も多く見られ、それだけ新エネルギー・再生可能エネルギーに対する人々の関心が高いことを感じました。また、国際会議場で開催されていました「新エネルギー人材育成セミナー」・「海洋エネルギー資源国際フォーラム」・「バイオマスフォーラム」・「省エネ・熱利用最先端セミナー」に参加しました。今回参加した中で、最も印象に残った技術は、株式会社HYPER DRIVEの和気氏が講演された「人工筋肉波力発電技術」でした。人工筋肉は、電圧をかけると伸び、切ると戻るという特性を持っており、これを逆にすることで発電が可能となるそうである。既存の波力発電では、水力などと同等にタービンをまわすことにより発電を行っているが、これらの装置を使わずに発電できるところが人工筋肉を使った波力発電の利点である。そのほかにも藻類を用いた炭化水素の生合成など様々な技術が開発されている。今回参加することにより、自分がまだ知らなかった様々な革新的な技術を聴講することができ、それぞれについて今後さらに注目して、今後の動向をみていきたいと思いました。 

(企画研究部門 研究員 三好進祐) 

青少年白書

73日 青少年白書の内容が報告された。仕事も職業訓練もしていない若者(ニート)が、2008年は前年比2万人増の64万人となった。 ニートの年齢別内訳は、1524歳が、26万人、2534歳が38万人である。2002年比で1524歳の層が3万人減少したが、2534歳の層が、3万人増えており、復帰が難しく高年齢化している現状が窺える。

71日 参院本会議で、ニートや引きこもりの若者らの社会参加を後押しする「子ども・若者育成支援推進法」が成立した。首相をトップとする推進本部が支援の基本方針を策定。地方自治体はNPOなどと連携し、若者の就学、就業を支援する方針である。貴重な人材が眠っているわけであり、早急な支援が望まれる。

(企画研究部門 研究員 近藤誠護)

マイケル・ジャクソンさん急死

「スリラー」などの世界的ヒットで「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたアメリカの人気歌手マイケル・ジャクソンさんが日本時間626日心不全で他界されました。

今年7月からロンドンで復活コンサートを行う発表があった矢先の出来事であり、非常に残念です。

80年代を代表するポップ・スターで、当時、彼の歌唱力やダンスの切れ、大流行した「ムーン・ウォーク」などに驚いたことを思い出します。1982年にリリースされたアルバム「スリラー」は全世界で1億枚以上を売り上げ、「世界で最も売れたアルバム」としてギネス・ブックにも認定され、現在でもその記録は破られておらず、これからも破るアーテイストは出ないだろうと思われます。

昨今のマイケル・ジャクソンさんは整形手術や性的虐待による逮捕、多額の借金などスキャンダラスな面ばかりが前面に出て、世界的なスーパースターの晩年としては決して幸せなものではなかったのかと思われますが、とにかく今は、ご冥福をお祈りしたいと思います。

(企画研究部門 研究員 向井浩司)