研究員ブログ

地域づくり人養成講座第3回現地研修

 去る8月21日、当センターが主催している「地域づくり人養成講座第3回現地研修」を行いました。今回のテーマは「中心市街地の活性化」で、宇和島市商工観光課のサポートを得ての開催となりました。(場所は宇和島市交流拠点施設「きさいや広場」)

 まず、全日空から宇和島市に派遣されている小林詳子地域再生マネージャーから講話していただきましたが、この2年間の取組の中から、地域を輝かすためには人材が必要で、特に、女性の活躍の場を提供することの大切さを語っていただきました。
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(「女性が輝けば まちも輝く」と熱く語っていただいた小林地域再生マネージャー)

 講話の後は、宇和島市商店街に出向き、各班でフィールドワークを行いました。6.jpg
(気になるところをカメラに収めながらフィールドワークを実施)

 午後からは、宇和島市商工観光課の神應課長から「きさいや広場と商店街の連携」や宇和島市の商店街の歴史、新しく取り入れるベロタクシーについて話題提供していただき、本日のテーマである「中心市街地の活性化」について班毎にワークショップを行いました。3.JPG
(班名:まどべのワークショップの様子)

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(班名:ヤルキングのワークショップの様子)

 2時間後、各班からワークショップの発表を行っていただきました。ワークショップの様子や発表を聞かせていただきましたが、前回の砥部に続く2回目のワークショップでしたので、KJ法を活用するなど活発な意見交換もあり、中心市街地の活性化策について議論できたようでした。しかしながら、当事者意識がないため、安易な提案に終わってしまった感もありました。次回の講座では、1つの提案が達成されるまでの仕組みづくりについても考察していただきたいものです。4.JPG
(ヤルキングを代表して渡辺さんが発表)

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(まどべは、ファシリテーターを務めた武田さんが発表)

 今回の講座には、夏休みということもあり、高校生の参加もありました。今年の受講生には5人の大学生がいますが、若い世代にまちづくりに興味を持っていただくことは大変意義深いと感じています。地域の課題を見つめ、新たな可能性を探る若者を育てることが私たちの責務かもしれません。

 次回の地域づくり人養成講座第4回現地研修は、西予市卯之町で「協働とまちづくり」をテーマに、9月18日に開催します。

(まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)