研究員ブログ

選挙報道

 衆議院議員総選挙から一夜明けました。
 8月31日の未明まで、テレビの選挙速報を見ていた方も多いと思います。

 大方の予想どおりの結果ではありましたが、民意が示された以上、立場を超えて政党・政治家・国民・各種団体がそれぞれ知恵を出し合い、最善を尽くして欲しいと願っております。

 投票率向上は、民主主義において非常に重要なことは、論を待ちませんが、今回投票率は69.28%と、前回の2005年(67.51%)を1.77%上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の選挙では過去最高となりました。しかしながら、全国平均は70%には届きませんでした。

 ちなみに愛媛県内の投票率は、自民党と民主党の激しい選挙戦の影響もあり、前回のを5.1ポイント上回る70.91%となりました。

 メディア各社は、20:00前から選挙特別放送を放映し、各テレビ局をチャンネルを回して見ていいましたが、「独自調査」「出口調査」等の結果を踏まえて、それぞれの局が開票率0%の時点で、得票議席数を予想していました。

 また、今回の選挙では、愛媛2区の状況について、「当確」情報が誤報となるハプニングもありました。

 選挙報道で感じたのは、各局の選挙報道に懸けるエネルギーを、少しでも日常の番組の編成に傾注できれば、色々問題点を指摘される公職選挙法の欠点を補うことができるのではないのでしょうか。

(まちづくり活動部門 主任研究員 小方 悟)