研究員ブログ

四季彩農園に行ってきました

週末の休日を利用して、西条市丹原町にある「四季彩農園」という観光農園に行ってきました。

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「観光農園」と聞くと、だいたい内子町などの南予地方や久万高原町などをイメージする方が多いようですが、西条市丹原町にもあるんですね。しかも国道11号線から少し入ったところにあるので、わりと交通アクセスの良い位置にあるのが意外でした。

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それで、なぜこの農園を訪問したかといいますと、ちょうどこの日からブルーベリーの収穫体験ができたから・・・ではなくて、当センターが発行している「舞たうん」に関連しての訪問でした。

実はこの四季彩農園さんは、インターンシップをとりあげた「舞たうん96号」を読んで、自分たちの農園でもインターンシップで学生を受け入れしてみたいということで、NPO法人Eyesさんにお問い合わせをして、あらたなインターンシップの受け入れ先となったそうです。

というわけで、「舞たうん」が取り持つ御縁を感じながら、ちょうど西条市によるついでがありましたので、突撃で訪問させていただきました。

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※ヒツジとヤギがお出迎え。

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ここの農園は通常の制限時間食べ放題の観光型体験農園とは異なり、「食育」の視点を組み入れた「食農型」となっています。要するに、ここを訪れると食と農のつながりについて楽しく学習できる体験プログラムになっているわけですね。

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さて、これは余談ですが、この四季彩農園の場所ですが、ちょうど「扇状地」のところにあるのでかなり遠方の眺めがよいです。

まさか中学校の地理の教科書にでてくる「扇状地」を見ることができるところが県内にある(教科書では山梨県や長野県が事例として紹介されることが多い)とは驚きでした。まだまだ知らない愛媛がたくさんありますね。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)

街道灯篭祭りin愛南

「南伊予みち風景会議」が各地の地域づくり団体と協力して行っている街道灯篭祭りが今年も行われています。

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そのうち、昨年度の当センターアシスト事業の助成団体だった「街道灯篭祭りin愛南実行委員会」の代表者である兵頭さんより、今年もやるのでぜひ告知をという熱烈な(?)ラブコールがありましたのでご紹介いたします。

この街道灯篭祭りは、宇和島管内と高知県幡多地域で行われているライトアップ事業で、各地で行われている「灯篭をともすイベント」を同じ冠を打って地域連携して行おうというイベントで、昨年の様子は当センターの研究員ブログでご紹介していますので、それぞれ参照してみてください。

さて、今年の愛南会場の灯篭祭りの日程などは以下のとおりです。今年も昨年と同様に3か所で行う予定だそうです。どの会場も趣のあるところばかりですので近隣の方のぞいてみてはいかがでしょうか?

1.酒蔵の道をゆく
○と き:7月12日(土) 18時点灯
○ところ:小西酒造場周辺、蓮乗寺川沿い

2.海街道をゆく
○と き:8月23日(土)
○ところ:南レク御荘公園周辺、僧都川河口付近

3.山街道をゆく
○と き:10月11日(土)
○ところ:山出憩いの里温泉周辺

<お問い合わせ先>
街道灯篭祭り愛南実行委員会(担当 兵頭)
TEL&FAX:0895-73-2288
〒798-4131 愛南町城辺甲1976
地域交流センター プラザじょうへん 内

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)

舞たうん97号

今年11月に「地域づくり団体全国研修交流会」が愛媛県で開催されます。

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今回の舞たうん97号では、その愛媛大会の分科会を運営する地域づくり団体をご紹介しています。団体の活動内容や昨年度から進めている全国大会へ向けての取り組み等を代表者に寄稿していただいています。次号の98号を含めて、15の団体を紹介しますので、是非ご一読を!

8月には、全国大会の参加募集を開始します。面白そうな取り組みがあれば、百聞は一見にしかず。大会に参加し、全国の地域づくりの実践者の皆さんと研修・体験・交流をとおして、「地域づくり」について語りあいましょう。

今回の舞たうんには、「地域づくり団体全国研修交流会愛媛大会」以外に、もう一つの全国大会「第31回全国町並みゼミ卯之町大会」の情報も掲載しています。それ以外にも全国育樹祭もあり、今秋の愛媛は「地域づくり」「まちづくり」の機運が高まること間違いなし。読書の秋、食欲の秋ならぬ、地域づくりの秋としましょう。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 松本 宏)

MICのアンテナショップ

7月1日(火)に正式オープンとなった南宇和郡愛南町の道の駅「みしょうMIC」の常設店を見学してきました。

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この常設店(アンテナショップ)は、松山市湊町5丁目のまつちかタウンにオープンしたもので、以前は宇和島管内の「道の駅」の合同店舗だったところで、このたび愛南町のMICのアンテナショップとしてリニューアルされたといったところでしょうか。

見学したこの日も、愛南町から送られてくる新鮮な海産物や野菜、果物を買い求める人たちが多く見受けられ、かなりの盛況ぶりでした。特にお総菜が安いのが魅力的。単身者の方にはいいかもしれませんね。

昨年オープンした久万高原町のアンテナショップ「キラリ☆久万高原」と言い、やはり松山という県内最大の消費地は魅力的なマーケットといったところでしょうか。

新聞報道を見ていると、いずれは「松山の生産者とも連携をも視野に(愛媛新聞より)」ということでしたので、地域連携の動きにもつながりそうです。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)

お寺でカフェ!?

愛知県名古屋市の名古屋駅からほど近い那古野町というところに、円頓寺商店街という商店街があります。

この商店街は、かつては市電なども通っていて名古屋でも有数の活況を呈していたところだったそうですが、モータリゼーション化の波がおしよせ、市電も廃線となって四車線の道路ができ、そのうえには高速道路ができるなど、人の流れがかわり、街の風景もかなり変貌してきました。

そんな円頓寺界隈の中に、「町づくり」×「ロハス」×「和」というコンセプトで、「i-cafe」と呼ばれる、ちょっと変わった「カフェ」があります。

このカフェの大きな特徴は「お寺の敷地内にある住宅を改装してつくられていること」。かつて、お寺といえば宗教施設ではありましたが、その一方でその地域コミュニティの中核施設でもありました。いうなれば「サロン」のようなものでしょう。

そんなコミュニティ施設であったお寺を、現代的により「粋=スタイリッシュ」なサロンにしたのが、この「寺カフェ」といった位置づけでしょうか。

この寺カフェ「i-cafe」では、通常の喫茶や軽食を味わうこと以外にも、さまざまなことが行われています。たとえば精進料理教室であったり、仏教経典の解説、キャンドルライトによるハープの演奏会、などなど。 しかも出される料理食材はすべて有機農法の野菜を使用している「オーガニックカフェ」でもあります。

さて、洞爺湖サミットがいよいよ7月7日から開催されます。環境がテーマといわれているこのサミットですが、「LOHASと地域づくり」について考えるよい機会といえるのではないでしょうか。

※LOHASとは、「Lifestyles Of Health And Sustainability」(健康と持続可能性の(若しくはこれを重視する)ライフスタイル)の略。健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルを営利活動に結びつけるために生み出されたビジネス用語。

(文責 まちづくり活動部門 研究員 谷本英樹)